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お知らせ

3Dデジタル技術で地震津波災害の記録を未来へ残そう!

hiratoki.sub_header.jpg地震や津波の恐ろしさは、それを実体験した人が一番よく知っています。
先人たちは、その記憶を未来に伝えるために、石碑をつくり、そこに自然災害の体験や教訓を記しました。
土佐清水市内には、このような過去の自然災害を記録した自然災害碑が各地に残されています。
これらの石碑を最新の3Dデジタル技術を使って保存していく取り組みが海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちにより進められています。

今回、土佐清水を舞台に、JAMSTECや高知大学などの研究者の先生たちが、小学5・6年生と中学生を対象に3Dモデルを使って自然災害碑を実際に作ってみるワークショップやフィールドワークを行います!
実際にフィールドで石碑の写真を撮って、石碑の3Dモデルからミニチュアの石碑の作成を体験できます。
最新の研究に触れられるまたとない機会。ぜひ、ご参加ください!

いのちをつなぐプログラム
3Dデジタル技術で
地震津波災害の記録を未来へ残そう!

日時    11月15日(日)9:30~15:40
場所    竜串ビジターセンターうみのわ
対象    小学5・6年生、中学生 
      ※保護者の同伴可能
募集人数  15名(先着順)
参加費   無料
特記事項  お弁当付、土佐清水市役所から「うみのわ」までの送迎があります。
集合場所と集合時間(次の①②から選択してください。)  
 ①土佐清水市役所前 8:45(うみのわまでマイクロバスで送迎)  
 ②竜串ビジターセンターうみのわ 9:00〜9:30
主催 国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所
協力 高知大学、土佐清水ジオパーク推進協議会
講師 谷川 亘 氏(海洋研究開発機構 高知コア研究所・主任研究員)
申込方法 
こちら(文部科学省のWEBサイト)から申込フォームでお申し込みください。
申込締切 11月9日(月)
※イベントの詳細などはこちら(海洋研究開発機構高知コア研究所WEBサイト)に掲載していますので、必ずご確認ください。

3Dモデルって?

せっかく先人たちが遺してくれた石碑も、時間が経つと石碑の表面が風化し、書かれている文字が見にくくなってしまいますが、3Dモデルを使えば、キレイな状態で保存できます。
こちらの写真は三崎にある「三崎十字橋碑」と3Dモデルにしたもの。
安政地震後に建立され、「津波が襲来する前に火を消し避難すること」と震災に備えておくべきことを後世の人々に伝えています。三崎十字橋碑.png


今回、土佐清水でプログラムを行っていただく谷川先生からメッセージをいただきました。

WEB用谷川先生.png私は、海と地震の研究をしている海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者です。

東日本大震災発生当時、青森県の八戸港に着岸していたJAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」の中で出港に向けた準備をしていたところ津波に襲われました。
2分間にもわたる長い横ゆれ、迫ってくる津波、打ち上げられた船、見るものすべてが初めての経験でした。その後数日間は、もぬけの殻になってボーっとした日を送りました。
その時に感じたのは、自分は高知県に住んでいながら、過去の南海地震の被災状況をほとんど知らないということでした。差し迫る南海地震について無知のままではいけないと感じ、改めて資料をたどると、県内には南海地震を記録する石碑が多くあることが分かりました。
しかし、その先人の知恵が十分に活用されていないもどかしさも感じました。
そこで、石碑に記述されている災害記録や教訓をより多くの人に知ってもらい、将来へ保全していくために石碑を3Dデジタル情報として保存する活動を始めました。

カメラで撮影した写真を数枚合成し形状を復元できる3Dデジタル技術は今や身近な存在になりつつあります。
このプログラムでは、みなさんと最先端の3Dデジタル技術を通して石碑をひも解き、地震や台風で発生した災害についての理解をより深めることを目的としています。
土佐清水市内には驚くべきことに江戸時代から最近までの地震と豪雨災害の記録を残す多種多様な素晴らしい石碑があります。
過去に発生した自然災害を深く学ぶことは、自分の命や住む街を守っていくために大いに役立ちます。ぜひ私たちと一緒に『石碑ハカセ』を目指しませんか?



谷川先生と過去に行ったイベントはこちら↓

8/22開催|シュノーケリングで爪白石柱群を覗いてみよう!

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