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お知らせ

1/30開催|足摺半島1DAYサイクリングツアー 🚲

サイクリング_アイキャッチ.png

ツバキがトンネルを作る足摺半島のくねくね道を自転車で駆け抜けよう!

足摺半島にはみどころがたくさん!
最南端の岬に行って、そのまま車で帰ってしまうのは少しもったいない。
風光明媚な磯や昔ながらの漁師町らしい暮らしが残る集落など、車だと通りすぎてしまうみどころがたくさんあります。
自転車だったら、足摺半島のくねくね道を颯爽と駆け抜けられるし、小さな集落の中も隅々まで見ることができて、オススメ!

そんなわけで、足摺半島の絶景スポットや小さな集落をまるで暮らすように旅をするサイクリングツアーのモニターを実施しました。

このツアーでは車ではなかなか行きにくい、足摺半島の西側を1日かけて自転車でじっくりと廻り、かつて鼻前七浦と呼ばれ漁業や節づくりで栄えた松尾や中浜などの集落や絶景スポットを訪れます。
全長約25㎞、累計標高は約300m以上、自転車に乗り慣れていない方でも走りきれるコース。電動自転車もあるので、初心者の方も安心です。
足摺半島1DAYサイクリングツアー_村松さん.png
このツアーを企画&案内するのは、認定ジオガイド、そして高知県の地域通訳案内士として活躍する村松真佐美さん。
足摺の青い海が気に入って東京から移住してきました。
このツアーでは、村松さんが大好きな足摺半島の風景を自転車でじっくり1日かけて案内してくれます。

ツアーの行程

8:30〜9:00  集合、オリエンテーション
9:00〜9:30  出発、伊佐漁港へ
9:45〜11:30  松尾散策
11:40〜11:55  鵜ノ岬展望台にて休憩
12:00〜13:00 臼碆で昼食
13:30〜14:30 中浜散策
14:30〜15:00 新しい道を通って足摺岬へ


まず、足摺岬バスセンター前に集合して、オリエンテーション。
自転車を体に合わせて、試し乗りをして自転車に体を慣らします。



伊佐漁港へ

出発してすぐに、バスセンターの下にある伊佐漁港に向かいます。
ちょうど足摺岬釣鰤組合の船が帰ってきてました。
サイクリング_伊佐漁港.jpg
伊佐漁港を見たあとが最初の難関。
漁港からの登り坂を駆け上がります。
ここで、ギアの調整と自転車そのものに体を慣らしていきます。
お次は、足摺岬の隣の集落の松尾へ。
ツバキのトンネルを駆け抜けます。
サイクリング_ツバキのトンネル.jpg

松尾散策

松尾では、旧松尾小学校に自転車を停めて、じっくり歩いてまわります。
松尾は、紀伊の国(現在の和歌山県)からカツオ漁や鰹節の技法がもたらされ、発展してきた歴史のある集落。
今でもその栄華を感じられる場所が随所に残されています。
小学校から少し歩いて、国の天然記念物のアコウの木とそのお隣にある天満宮の廻り舞台を見学。
サイクリング_松尾天満宮.jpg
廻り舞台は明治30年頃に建てられたもので、神社の拝殿が舞台として利用され、床下で舞台を廻すようになっています。
かつて、境内では、地芝居や映画などが上映されていたようです。
サイクリング_海老洞.jpg
そこからさらに漁港までおりて、通称「青の洞窟」とも呼ばれる海老洞へ。

松尾や足摺岬はマグマが冷えて固まった花崗岩でできており、風化侵食により四角く割れやすい性質があり、海沿いにこういった洞窟がたくさんあります。

石垣でできた集落の間を通り抜けて、国の重要文化財の吉福家住宅へ。
こちらもカツオ漁や廻船業で栄えた松尾の歴史を今に伝える貴重な建物。
うまく活用して、未来に残していきたい土佐清水の宝物の一つです。
サイクリング_吉福邸.jpg

お次は、女城神社と女城鼻へ。
サイクリング_女城鼻.jpg
女城神社は、安山の神様として今も地元の人たちに大切にされています。
毎年、旧暦の3月15日はこの神社のお祭りで、神社にお参りをした後は、神社の下にある女城鼻と呼ばれる磯に降りて、お弁当やお酒を持ち寄り「遊山」を楽しみます。
▶︎遊山や松尾名物つわ寿司についての記事はこちらから!

このほかにも、松尾にはたくさん見どころがありますが、今日はこのくらいにして、次の目的地へ。


鵜ノ岬&臼碆

松尾のあとは、絶景ポイント「鵜ノ岬の展望台」へ。
サイクリング_鵜ノ岬.jpg
ここでは、ガイドの村松さんがお茶と甘いものをふるまってくれました。
この日は温かい「きし豆茶」と、「足摺黄金糖」。
少し疲れた体に染み渡ります!

そして、お楽しみのお昼ごはんは絶景スポット臼碆にて。
サイクリング_昼ごはん.jpg
この日のお昼ご飯は地元で採れた食材をふんだんに使ったお弁当。
宗田節がたっぷり入った味噌玉のおみそ汁付き!
サイクリング_お弁当.jpgお昼ごはんの後に、竜宮神社を見学。この日の臼碆は強風でした。


中浜散策

腹ごしらえもしたところで、最後の立ち寄りポイント、ジョン万次郎さんの生誕地、中浜を目指します。
中浜は今も宗田節づくりが盛んな場所。
集落に入る道を降りたところからすでに、香ばしい節を燻す香りが漂っていました。
ここでは、ジョン万次郎の生家を訪れました。
サイクリング_ジョン万.jpg
この日は、万次郎さんのことや地区の歴史に詳しい、中浜の区長さんも来てくれて、万次郎さんのことや地域の歴史などを教えてくれました。

中浜を堪能した後は、最大の難所、中浜峠を登ります。
中浜の集落は海沿いの浦に発達していて、浦のまわりには、「駄場」と呼ばれる海成段丘が発達していて、昔から貴重な農耕地として住民の暮らしを支えていました。駄場をくねくねと縫うように通る上り道をひたすら登ります。
サイクリング_中浜峠.jpg
登った後、中浜峠からもう一方の駄場にかかる中浜大橋から先ほどまでいた中浜の集落を眺めます。
節納屋(節工場)から煙が見えますね。
▼左上あたり
サイクリング_中浜大橋.jpgこの後は、海や景色を楽しみながら、新しい道から足摺岬へ帰ります。


足摺岬へ

なんとか、足摺半島をぐるっと半周して帰ってきました。
途中、登り坂に心がめげそうにもなりましたが、参加した全員が完走しました。

最後は、参加者の皆さんで記念撮影。
サイクリング_集合写真.jpg自転車で足摺半島の大自然を駆け抜けるのは、まるで自分も風になったようで、最高の気分でした。
そして、車で通りすぎたら気づかない、木の香りや宗田節の香り、小鳥のさえずり、太陽の暖かさなどなど、五感をフルに使って楽しむことができます。

翌日、全身筋肉痛になりましたが、それもご愛嬌。
筋肉痛が心配、体力にはあまり自信がないという方には電動アシスト付き自転車もありますよ。
試しに少し乗らせていただきましたが、びっくりするくらいに楽ちんでした!

こちらのツアー、近々、本格販売する予定です。
乞うご期待!

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こちらの記事に関するお問い合わせ
土佐清水ジオパーク推進協議会
〒787-0450 高知県土佐清水市三崎字今芝4032-2
TEL:0880-87-9590
MAIL:geopark@city.tosashimizu.lg.jp

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