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市民公開講座「土佐清水の植物と植物の研究」

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講演内容

自分の家の周り、道ばたに生えている植物の名前を何種類言えますか?土佐清水市でこれまで記録された植物はおおよそ1100種類。でもまだまだ採集されていない植物があります。こうした未採集の植物の標本を集めるため、令和4年からは地元の植物調査ボランティアやジオパーク職員と一緒に市内で調査を行っています。日本の植物分類学の父といわれる牧野富太郎がその生涯で集めたおおよそ40万点の植物には、全国各地の人たちから名前を知りたくて送られてきた標本も含まれていました。また、富太郎が研究を始めた頃とくらべて、科学技術が発達し、今では植物についてのさまざまな情報、分布や生活、遺伝子に関する研究が進んできています。この講演では、これまでわかってきている土佐清水市の自然や植物、現代の植物の研究をご紹介します。

 

講師紹介

講師写真ー市民公開講座(植物).JPG前田 綾子(まえだ あやこ)
千葉県出身。茨城大学大学院博士後期課程環境機能科学専攻中退。1998年から2001年まで青年海外協力隊の職種植物学で南米ボリヴィア共和国サンタクルス植物園に勤務。帰国後2001年より牧野植物園に勤務。専門は植物生態学,保全生物学。現在は高知県の野生植物、特に希少植物の保全のための調査研究を担当している。

 

講演会基本情報

日時:820日(日) 13:3014:30

場所:土佐清水市中央公民館 3階ホール

演題:土佐清水の植物と植物の研究

講師:前田綾子(高知県立牧野植物園 研究員)

 

共催:(一般社団法人)土佐清水ジオパーク推進協議会、土佐清水市

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