2022年度(令和4年度)学術研究助成事業|成果概要
土佐清水ジオパークでは、エリア内の学術資料の蓄積やジオパーク活動の活性化を図るため、エリアにおける調査・研究を支援しています。2022年度(令和4年度)には、3件の学術研究事業を採択し、以下のとおり研究成果が報告されました。
2022年度(令和4年度)学術研究助成事業
成果概要
小断層群の記録する古応力から検討する中新統三崎層群の地質構造発達史
国立研究開発法人産業技術総合研究所
研究員 羽地 俊樹
中新統三崎層群の調査・構造解析をおこなうことで、土佐清水ジオパークに基礎的地質情報を提供するとともに、古応力の観点から中新世西南日本の変動史の制約を目指す。
土佐清水市旧大津小学校資料に残された自然災害記録調査
高知県の学校資料を考える会
代表 目良 裕昭
旧大津小学校資料から自然災害に関する記録を抽出し、太平洋に面する海村に暮らした昭和期の人々が自然災害から受けた影響、学校を中心とする地域社会の対応などを読み取り、集積することにより、土佐清水ジオパーク活動に資する記録となる調査を実施する。
ラマン分光法を用いた足摺岬周辺岩体の温度構造の検討と熱史の復元
神戸大学理学研究科
西沢 志穂
これまで未検討状態であった花崗岩近傍の四万十帯と三崎層群下部の温度構造を詳細に把握し、それを説明する熱モデルを提示する。
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