海ギャラ CHILL OUT
竜串に東大から遍路小屋が旅してくる
竜串のランドマーク、「海のギャラリー」。シャコ貝のような白い屋根が特徴的な建物は、日本を代表する女性建築家のパイオニア、林雅子氏の作品です。日差しに映える明るい外観とは対照的に、深海を思わせる濃青色に彩られた館内では、土佐清水市縁の洋画家であり貝類収集家、黒原和男氏の貝類コレクションを展示しています。
この秋はそこへ、遍路小屋が旅してきました。東大五月祭で使用された遍路小屋をモチーフにした木質パビリオンが、現在海ギャラ前に展示されています。50年以上変わらずに竜串の地にあり続ける海のギャラリーと、はるばる東から旅をしてきた遍路小屋。その対比から、私たちの暮らす土地、そこで紡がれる時間、そこから一時的に解き放たれる旅というものについて思いが巡ります。
日常から離れてゆったりまったりすごしながら、自分のいる世界を見つめ直す、見たことのない世界をのぞいてみる、そんな体験をこの秋、海ギャラでしてみませんか。
メインプログラム『旅する遍路小屋』
場所 海のギャラリー(高知県土佐清水市竜串23-8)
日時 11月7日(土)~11月29日(日)
関連プログラム
メインプログラムと並行して、様々な関連プログラムが開催されています。詳細はこちらのリンクからPDFをダウンロード、または公式ホームページをご覧ください。
Pick Up!
関連プログラムの1つ、11/22(日)の建築ツアーにおいて、ジオパーク専門員の森口が津呂の生垣についてガイドします。
津呂の生垣について
台風の影響を受けやすいこの地区では、暴風から家を守るために生垣で囲まれている。民家ごとに個性があり、形も様々。ヤブツバキをはじめとする多種の植物が植栽、美しく剪定されおり、人々を魅了する。高いもので3m超えるものもあり、その様は圧巻である。
言葉だけでは伝わらない、そのすばらしさを森口専門員のガイドとともにご自身の目で確かめてみませんか?
この機会にぜひご参加ください。