土佐清水を自由研究する地域研究紙≪アオサバラボ≫

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土佐清水の植物

アコウ

クワ科  学名:Ficus subpisocarpa

雀榕。主に亜熱帯に分布し、枝や幹から気根をだす常緑高木。果嚢は小さく、幹や枝に直接つきます。種子が鳥によって樹上に運ばれると、そこで気根を伸ばして育ち、やがて気根が幹を覆うようになる熱帯に多い絞め殺しの木の仲間です。暖かい足摺岬の海岸林を特徴づける樹木です。

Mainly indigenous to subtropical areas, this evergreen fig sends out aerial roots from its trunk and branches. The seeds of this fig, often dispersed by birds, grow atop other trees. The seeds extend their aerial roots downward and eventually completely envelop the host tree. These "strangler figs" are found throughout tropical forests. These trees characterize the warm coastline forest of Cape Ashizuri.

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足摺半島西側に位置する松尾地区にはアコウの大木が生育しており、その一帯は「松尾のアコウ自生地」として国の天然記念物に指定されています。

▼ 松尾地区の浜で見られるアコウの大樹。大きな石をいくつも抱え込んだ変わった姿から、「石抱きアコウ」と呼ばれている。

図7-4.松尾_石抱きアコウ_IMG_6378.JPG

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